クロシードについて
わたしたちが守りたいもの
わたしたちは、“人を守る商品を
今でこそ広く普及していますが、2006年までさかのぼると、日本の家庭用マスクの市場は非常に規模が小さく、さらに高機能マスクにいたっては、そのうち数%にも満たなかったことをご存知でしょうか。
わたしは工場長としてマスクの資材を手配・管理するほか、製造現場で機械を動かすオペレーターリーダーも務めています。
わたしたちは製造部が作ったマスクを、二回にわたり全数検品をし、袋に入れてパッケージ化をしています。この工程を手作業で行っている企業は珍しいそうですが、わたしたちにとって100%の品質基準を満たすマスクを出荷するためには必要なことです。わたしたちが
守りたいもの。POLICY
大切に考える企業であり続けたい”と
願っています。
守るという言葉には、
とても尊い意味があります。
命を守る。暮らしを守る。
そして、あなたを守る。
それゆえに、わたしたちは、
真摯にマスク作りに向き合っています。
そんな状況でダチョウ抗体マスクの研究開発に踏み切ったのは、常にリスクを背負って最前線に立つ、医療従事者の方々を院内感染から守るためでした。
よく私が語っているのは「マスクほど怖いものはない」ということ。医療従事者の方々も人間ですから、マスクの表面には捕集された生きたウイルスが付着しているのに、むずがゆさを感じたときなどは思わず手で触ってしまいがちです。そうすると触れた手から二次感染を起こすリスクがあります。しかしダチョウ抗体は捕集したウイルスを瞬時に不活化させるため、感染リスクを低減すると報告されています。しっかりとした科学的根拠のもとに、医療従事者の方だけでなく皆様に安心してご使用いただけます。
また、ウイルスだけでなく、加齢による呼吸器の衰えなどから人を守るうえでもマスクは有効です。将来的には、健康を意識する方々全員がクロシードのマスクを着けてくださるようになれば理想ですね。
装置の設定が一緒でも、気温・湿度といった環境、使う資材など、さまざまな要素によってマスクの仕上がりは変わるものです。適切な条件を探すのは機械任せだけでは難しく、だからこそ人が携わる意味があるのでしょう。
そんなマスクの製造工程は、生地の成形や耳紐の溶着など、複数に分かれています。誰もがどの工程も担当できるよう、視野を広げているのがクロシードの強み。機械の調子やマスクの精度が上がらなければ全員で議論しますし、スピードよりも“確実性”を意識しています。
主力商品のダチョウ抗体マスクは、わたしの入社時にはすでにブランドが確立されていました。しかしわたしは成長を怠らず、さらなる可能性を見つけたいのです。技術進歩のためには、お客様や社内の検品担当者など、装置に詳しくない側の意見を聞くことも重要だと考えています。
ともすれば流れ作業になりがちですが、製造部のメンバーには新しい知識や工夫を取り入れながら、毎日違う自分に出会ってほしいですね。今後もクロシードはマスクの性能・機能を守り、発展させていきます。
設けている品質基準の項目は多岐に渡り、そして厳しく厳しく管理を行っています。人の目で検品するからこそ見落としを防ぐことができ、手作業だからこそ自社の商品に愛着が湧きます。街でクロシードのマスクの利用者様を見かけると、つい会釈したくなるほど嬉しいですね。
作業中は私語厳禁。スピーディーかつ丁寧に、日々の目標数をクリアしなければなりません。逆に休憩中は仕事や子育てについて話し、チーム内でコミュニケーションを取るよう心がけています。長く勤務しているスタッフが多く、お互いに信頼し合える関係性を築けています。
午前中にマスクの検品をした人は午後から袋入れに配置換えするなど、スタッフが集中力や効率を保てるよう管理するのも責任者の役割です。全員で気を抜かずに品質を守り、心を込めた商品を世に送り出していきますので、皆様にも安心してご使用いただければと思います。